ひっきりなしに届く迷惑メールに悩まされている人は多いのではないでしょうか。迷惑メールは、対応を間違えると情報流出につながってしまうこともあります。
この記事では迷惑メールの種類のほか、やってはいけない対応方法や迷惑メールが届かないようにする方法などについて解説していきます。迷惑メール対策の参考にして下さい
対策をすべき迷惑メールの種類
受け取り手の意思に関係なく、見覚えのないメールアドレスから架空の請求や不要な広告が記載された内容のメールが届くことがあります。
このメールは、一般的に迷惑メールと呼ばれることが多いです。
ここからは主な迷惑メールにはどういったものがあるのか紹介していきます。
ウイルスメール
その名の通り、受信者へのウイルス感染を目的としたメールがウイルスメールです。
添付されたファイルを開くと端末がウイルスに感染してしまい、動作に不具合が発生したり、接続中のネットワークから大量の迷惑メールを世界中に発信したりしてしまいます。また、メールを開封するだけで感染するボットウイルスというものもあります。
広告・宣伝メール
広告・宣伝メールとは知人などを装って、悪質なサイトに誘導するメールです。
受信者のメールアドレスを識別するURLやリンクが記載されています。URLをクリックしてしまうとアクセスしたことが相手に伝わり、不当なサイト閲覧料が請求されたり、迷惑メールが大量に送られたりしてしまいます。
架空請求メール
架空請求メールとは、「退会処理がされていないために、月額料金の未払いが発生している」などの実際には発生していない架空の請求をしてくるメールのことです。
詐欺・なりすましメール
詐欺・なりすましメールとは、金融機関や有名企業になりすまして、企業からのメールと偽り、コーポレートサイトそっくりのサイトに誘導させ、銀行のパスワードなどの個人情報を抜き取ろうとする迷惑メールです。
フィッシングメールとも呼ばれ、被害者は、銀行の預貯金を勝手に引き落とされたり、パスワードを変更されたりします。
迷惑メールを受信した時の対処方法
迷惑メールと思われるものが届いた時の対策を紹介していきます。
怪しいメールを開封しない
覚えのない会社や人物からメールが届いたときには、開いてはいけません。
ウイルスのなかには、メールを開封しただけで感染してしまうケースがあるためです。添付ファイルを開くのも同様に、ウイルスに感染する危険性があります。
迷惑メールではないと確信が持てない場合には、不用意にメールを開かずに、社内の情報システム部に相談する等慎重に対応するようにしましょう。
本文内のリンクをクリックしない
もしメールを開いてしまった場合には、本文内のリンクをクリックしないようにしましょう。
メールアドレスなどを識別する仕掛けがURLに施されている場合には、クリックするだけでサイト運営者にメールが届き、自身のメールアドレスが実際に存在することを相手に知らせることになります。
迷惑メールが次々に送られてくるだけではなく、料金請求のトラブルに発展する可能性もあるので気を付けましょう。
メールの指示に従わない
よく考えずにメールの指示に従うのも危険です。
「利用料金が未払いのため、期日までに支払って下さい」といった内容で迷惑メールが届くこともあります。この内容に従ってしまい、詐欺被害にあうことも少なくありません。
メールでなにかアクションを指示された場合は、そのメールが信用できるサイトから送られてきたと確認できない限りは、決して従わないようにしましょう。
メールに返信しない
迷惑メールを送られてこないようにするためには、迷惑メールへの返信は控えましょう。
前述の通り、最初に送られてきた段階では、自分のメールアドレスが存在していることは知られていません。しかし、迷惑メールに返信してしまえば、アドレスが実在することが相手に伝わってしまいます。
身に覚えのないメールには、「無視する」「反応しない」ことが大切です。
メールアドレスを変更する
一度迷惑メールを受信して、開封などをしてしまうと、「このアドレスは使われている」と認識されてしまうため、さまざまな迷惑メールが届き始めてしまう可能性があります。
できるだけ迷惑メールの被害に合わないためにも、可能であればメールアドレスを変えるというのも良いでしょう。
迷惑メールを受信しないための対策
ここからは、迷惑メールが届かないようにするための対策方法を紹介していきます。
メールアドレスを推測されにくいものにする
メールアドレスは、簡単に推測されてしまうような文字や数字の羅列は控えましょう。
可能であれば大文字や小文字を混ぜながら、推測されにくい複雑な文字列に設定しましょう。
WEB上に公開しない
先述したように、メールアドレスを自動収集するプログラムなどが存在します。
どうしてもメールアドレスをWEB上に公開しなければいけない場合には、メールアドレスを読み取られないような工夫をしましょう。
問い合わせをしてもらうことが目的であれば、フォームからの問い合わせに導線を変更するなどの対策をしましょう。
プロバイダーの迷惑メール対策サービスを利用する
たとえば、送信者が大量のメールを短期間で発信していた場合、そのメールアドレスからのメール受信を一定期間停止するなど、プロバイダーの中には、迷惑メールを遮断してくれるようなサービスを展開しているものもあります。
各プロバイダーに確認し、必要であれば設定してもいいでしょう。
ウイルス・迷惑メール対策機能があるメールソフトを利用する
迷惑メール対策機能があるメールソフトであれば、たとえば通常のメールフォルダとは別のフォルダに、自動で迷惑メールを振り分けることも可能です。
手順も少なく利用できるものも多いので、誰でも簡単に設定することができます。セキュリティソフトと二重の対策をすれば、より安全に自身の端末や情報を守ることができます。
社内実施すべき迷惑メール対策
近年のウイルスメールは巧妙化してきており社員個人で気を付けられる部分には限界があるため、社内で全社的に行う対策も必要です。
社内研修の実施
研修では、「迷惑メールのリスク」「迷惑メールの特徴」「迷惑メールを確認した際のNG行為」などを伝えるようにしましょう。
意識づけをするためには、定期的に行うことがおすすめです。アウトプットをしてもらいたい場合は、イーランニングの導入などでもいいでしょう。
メールシステムの見直し
メールシステムから見直す際には、最低限の迷惑メールフィルターが備わったメールシステムを選びましょう。
迷惑メールがフィルターにかかり、そもそも社員のメールボックスに届かなければ、対応に苦慮することもなくなります。
会社で使用するメーラーを選ぶときには、セキュリティ面も考慮しましょう。
迷惑メール対策ができるメールシステム「メールディーラー」
ウイルス・迷惑メール対策ができる法人用メールシステムなら「メールディーラー」がおすすめです。
高性能なアンチスパムフィルターを使用して、ウイルスメールの除去及び迷惑メールの判定を行うことができます。
スパム判定されたメールの自動振り分けやワンクリック登録で迷惑メールとして処理、フィルター設定で独自にスパム判定の基準を作成、ウイルスメールの自動除去などが可能なため、ウイルス感染の予防が可能です。
迷惑メール対策にお悩みの場合は、メールディーラーの無料トライアルを試してみてはいかがでしょうか。
迷惑メール対策でトラブル回避
迷惑メールは対応を間違えると、ウイルス感染や情報漏えいなど大きなトラブルに発展してしまうことも少なくありません。
対策をし、詐欺などの被害にあわないように気を付けましょう。
社員個人の対応に任せるのではなく、迷惑メール対策が施されたメールシステムを利用して、メールボックスに届く前に可能な限り排除することが大切です。
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